お仕事

育休明けの不安について

ママ自身の不安

日本には、育児休暇という便利な制度があります。
子どもを育てている親のためには国が定めている「育児休業」という制度もあるのですが、育休は会社が従業員の育児支援を目的として独自に設けています。
ですから、育休というのは勤めている会社によって待遇が違います。

女性が活躍している会社では、福利厚生としての育休を充実しているところもたくさんあります。
取得条件は会社ごとに異なりますので、転職する際などには育休の取得条件を確認しておくといいでしょう。

しかし、育休を取得して子どもを育てた後、再び仕事に復帰するためには多大なストレスがかかることが多いものです。
育児ママの80%は職場復帰に不安を感じているというデータもあります。
仕事についていけるかどうか、家事と育児を両立できるのかなどといったことが育児ママの不安のタネとなっています。

出産して、乳幼児を育てる間、ママの関心は赤ちゃんのみに集中しがちです。
そこから急に仕事に復帰しようとしても、頭の切り替えがうまくできないことがあります。
特に初産の場合には子育てに関する不安も大きいので、子育てが十分に完了していない状態で仕事に復帰するのには大きな不安がつきまとうことは否めません。

家族の不安

育休明けの不安は、ママだけのものではありません。
夫や職場の同僚なども心配して見守ってくれているわけですから、一人で問題を抱え込まずに時には周囲の人に頼ることも大切です。

育休が終わったといっても、小さな子どもはすぐに熱を出したり、風を引いたりすることが多いものです。
ですから、状況によっては会社を早退する必要が出てくるかもしれません。
育児中のママに対して理解度が高いかどうかは職場によって異なってきますので、どの程度の融通がきく職場なのかをしっかりと見極めることも大切です。

また、自分の気持ちとして子育てを優先したいのか、あるいはキャリアを大切にしたいのかを明確にしておくことも必要でしょう。
今働いている職場で育休を取得したけれど、復帰後の理解が得られなくて苦労しているような場合には思い切って転職することも大切かもしれません。

子育てと仕事を両立させるコツ

子育てと仕事を両立させるのは、誰にとっても大変な作業です。
だからといって、イライラした気分を我慢して押さえつけてもいずれは破綻してしまいます。

子育てと仕事を両立させるためには、とにかく「がんばりすぎない」ことが大切です。
子育ても仕事も完璧にこなそうとしても、自分に負担がかかるだけです。
できるだけ同じ境遇のママ友を見つけ、育休復帰に向けて準備を整えるなど、仲間を見つけて一緒に努力するのもおすすめです。
お互いに悩みを打ち明けたり支え合ったりすることが大切なのです。