最近眠れてる ?
昔の人たちは、今のような文明をどう想像していたんでしょう。
ほんの100年前までは、夜が明けたら仕事をし、日が暮れたら仕事を終えるというのが習慣でした。
今は便利な世の中になり、眠らない街と称される場所も、さほど珍しくなくなりましたよね。
近年は、ストレス社会といわれていますが、不眠で悩むという人がずいぶんと増えてきているようです。
でも、ストレスを感じてなくても、眠れないときはあります。
不眠はストレスだけではなく、様々な習慣からくるとことも多いため、生活習慣の見直しをするとよいと言われています。
睡眠を妨げる原因
不眠は、様々なストレス要因からなるものですが、実はストレスの質も様々なんです。
睡眠には、自立神経が深く関与していることをご存じでしょうか。
自立神経には、交感神経と副交感神経とがあり、私たちが日常的に活動している際に、働くのが「闘争と逃走の神経」とも揶揄される交感神経なんです。
逆に副交感神経は、体を休めているときに働くもので、睡眠中はこの副交感神経が作用しています。
興奮すると、眠れなくなるというのもこの交感神経が作用する為で、TVやカフェインなども、交感神経を刺激してしまいます。
そのため、副交感神経の作用が阻害され、眠りが浅くなったり、不眠に陥ったりするのです。
睡眠の質を上げる方法
十分に睡眠時間をとっていても、なかなか疲れが取れないという方がいらっしゃいます。
睡眠には、浅い眠りと深い眠りがあることは知っていますよね。
人の脳波には、それぞれに特徴を持った周波数があり、リラックスしてよく眠れる状態では、アルファ波が出ています。
さらに、深い眠りに入ったときには、デルタ波が出ているとされています。
逆に、起きて活動をしている時は、脳波がベータ波になっています。
実はほかにも、不安や興奮状態で現れるγ波(ガンマ波)、何かをひらめいた時に出るシータ波などがあります。
入眠する際の脳波は、β波(ベータ波)α波(アルファ波)θ波(シータ波)δ波(デルタ波)という順で変わりますので、いかにα波にもっていくかがカギになるようです。
こうすれば安眠しやすくなる
まず、安眠する為には、身体ともにリラックス状態を作り出すことが、重要なポイントとなってきます。
先に述べた通り、ストレスは精神的なものだけではなく、五感すべてで起こりうる現象なんです。
そのため、快適な睡眠を得るためにも、五感すべてのストレスを取り去る為の努力が必要になります。
・深夜にTVやスマホなどの画面を凝視しない。
・アップテンポな音楽は控える。
・就寝3時間前には、食事と入浴を済ませておく。
・カフェインの摂取はしない。
・リラックスできるアロマなどの香りを楽しむ。
・就寝時には電気を暗くする。
なお、思い切って寝具を書いてみるというのも、安眠する一つの手段です。